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咽頭結膜熱(プール熱)の感染拡大に関する情報提供と注意喚起

2023年11月10日

咽頭結膜熱(プール熱)の感染拡大に関する情報提供と注意喚起

 

 咽頭結膜熱(プール熱)が過去に例がない程に全国的な感染拡大が続いております。ついては、咽頭結膜熱の感染拡大状況並びに感染経路や症状、予防対策について下記の通り情報提供します。

現在はインフルエンザの感染拡大も続いております。学生の皆様には、特にこれから年末にかけて基本的な感染対策と体調管理に十分に努めてください。

 

                                                 記

 

1.全国及び福岡県における感染拡大状況

国立感染症研究所による直近の週別感染症動向調査によれば、全国における1医療機関当たりの患者数は2.16人で、1999年の統計開始以来、最多です。福岡県における1医療機関当たりの患者数は6.94人と都道府県別では最多となっています。

 

2.感染経路

病原体はアデノウイルスで感染力は非常に強く、咳やくしゃみを介した飛沫感染あるいは手指に付着した眼の分泌物や飛沫物を介した接触感染が主な感染経路です。プールでは、塩素消毒が不十分な場合にプール水から結膜へ直接侵入して感染すると考えられています。従来は小児に多い疾患でしたが、最近は家庭内で子供から親へ感染する等して、成人の感染例も増えています。

 

3.症状

通常の風邪と同じく発熱(高熱のことが多い)、咽頭痛、頭痛、全身倦怠感が出現しますが、咽頭結膜熱に特徴的な症状として結膜炎に伴う結膜充血、眼脂(目やに)、眼痛等が、3~7日間程度持続します。

 

4.感染予防対策

 咽頭結膜熱は、飛沫や手指を介して感染しますので、マスク着用や十分な手洗いが感染対策として有効です。通常のアルコール消毒液には抵抗性があるため、手指消毒よりは石鹸と流水で入念に手洗いすることが重要です。流行期においては家庭内や課外活動でのタオルの共有は避けてください。

 

5.感染が疑われたら

感染が疑われる場合は早めに保健センターに報告・相談し、医療機関を受診してください。

医師により咽頭結膜熱と診断されたなら、以下のURLで罹患報告を行ってください。

https://hoken.jimu.kyutech.ac.jp/topics/detail.html?id=0000335


○保健センターHP 「感染症への対応について」

 ※「◆感染症の罹患報告書」をクリックし、入力して下さい。


 ※「感染症の種類」の問いには「その他」で回答してください。

咽頭結膜熱では公欠が認められています。学内での感染拡大を防止する観点から周囲への感染可能期間(主要症状が消退した後も2日間を経過するまで)は登校しないでください。公欠に関する届出等の詳細は、各キャンパスの担当係に問い合わせてください(戸畑・飯塚は教務係、若松は教務・入試係)。

 

6.咽頭結膜熱に関する問い合わせ先

■戸畑キャンパス TEL093-884-3065(内線3065

E-mail: hok-hoken@jimu.kyutech.ac.jp

 

■飯塚キャンパス TEL0948-29-7513(内線7513

E-mailhok-jhohoken@jimu.kyutech.ac.jp


■若松キャンパス TEL093-695-6017(内線6017

E-mailhok-sehoken@jimu.kyutech.ac.jp


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