4月から受動喫煙防止条例も全面施行となり、事業者だけではなく国民の皆様におかれても、望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わります。

また、新型コロナウイルス感染症（COVID19）に関して、喫煙者の方は、重症化率２.２倍死亡率３.２倍との報告があり、電子タバコを吸う若者の新型コロナ感染リスク、非喫煙者の最大7倍という調査の報告※１もあり、世界保健機関（WHO）はCOVID-19 対策として「禁煙すること」を強く推奨する声明を出し、厚生労働省、日本呼吸器学会※２などもその危険性を警告しています。

　　　　　　　 ～禁煙成功体験談～

1. 禁煙しようと思ったきっかけは？

体調不良がつづいていたことと、新型コロナウイルスに感染した時の重症化リスクが喫煙者のほうが高いと聞いたことがきっかけです。

 2. 保健センターの禁煙支援外来やニコチンパッチ、禁煙セラピー(本)、禁煙アプリ等には効果がありましたか？

禁煙支援外来は毎週禁煙を続けたことをほめていただけるのでモチベーション維持に最も効果があったと感じます。またニコチンパッチのおかげで吸いたいという気持ちになる頻度が減りました。禁煙手帳に禁煙できた日はシールを貼るのが、禁煙日数が毎日増えていくのを実感できて効果が高かったです。 

3. 禁煙に失敗する喫煙者も多いなか、成功した秘訣は何ですか？

今までは禁煙しようと思ってもただ吸うのを我慢するだけでしたが、禁煙外来の受診で様々なアプローチ(ニコチンパッチ、禁煙手帳等)から禁煙に取り組んだことが成功した秘訣だと思います。

4. 禁煙に成功して感じたメリットはありますか？

禁煙して今までどれくらい嗅覚や味覚が鈍くなっていたかが感じられたことがメリットです。禁煙して浮いたお金と時間で本を買って読んだり、おいしいものを食べることができることも大きなメリットだと感じました。

5. 禁煙を考えている喫煙者に対するメッセージ・アドバイスはあ　

　りますか？

僕は禁煙したいのに今はそのタイミングではないと感じてなかなか禁煙に踏み込めませんでした。しかし禁煙支援外来を受診して禁煙をしてみて感じたことはタイミングなんてものは特にないということです。禁煙は始めてしまいさえすれば意外と負担は小さいと感じられると思います。あとは、マラソンや筋トレのようにきつさに耐えて、達成感を感じることで禁煙を楽しむことが大切だと思います。 

6. その他（自由記述）

今回、禁煙を成功することができたのは、支えてくださった嘉数先生や保健師のおかげです。今後も禁煙を続けられるように頑張っていきたいと思います。