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百日咳の感染者が増加しています!

2025年07月17日

「百日咳」感染者 福岡県内で過去最多ペース福岡県医師会が注意呼びかけ

「百日咳」の感染者数が、調査を始めて以来過去最多のペースとなっています。医師会によりますと福岡県内の「百日咳」の感染者が今年に入って1830人とすでに去年1年間の感染者数の8倍を超えていると明らかにしました。

「百日咳」は感染から23週間後にせきの症状が強くなる感染症で、家庭内での感染が5割程度と感染力が非常に強いと言われています。

76日までの1週間に5歳から19歳までの感染が多かったということです。

〈百日咳とは〉

百日咳の病原体は、「百日咳菌」で、特有の咳症状がみられる呼吸器感染症です。五類感染症(学校保健安全法では第2種)に分類されています。

【感染経路】
 感染した人の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌を吸い込むことによる「飛まつ感染」、細菌に汚染されたものを触った手で、目、口、鼻等の粘膜に触れることによる「接触感染」があります。感染してから発症するまでの潜伏期間は5~10日程度です。


【症状】

発症初期は風邪症状で始まり、徐々に咳が強くなっていきます。次第に特徴的な発作性の咳(顔を真っ赤にしてコンコンと激しく咳き込み、最後にヒューと音を立てて息を吸う)となります。


【感染対策】
 
 こまめに手洗いをすることも大切です

 ②  十分な睡眠と栄養摂取で体調管理に努めましょう

 ③   咳が出ている場合は、咳エチケットを心がけましょう。(咳が出ている方は熱中症に注意をしながら、マスクを着用しましょう)

 ④  長引く咳など症状があるときは早めに受診(呼吸器内科)をして、家庭内、学内などでの感染拡大防止に努めましょう


その他、百日咳はいずれの年齢でも感染しますが、小児が中心です。1歳未満の乳児、特に生後6ヶ月未満の乳児は重症化しやすく、亡くなる場合があります。

また、成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多いため、百日咳にかかったと気づかずに、新生児や乳児へ感染させてしまう場合があるため注意が必要です。乳幼児の予防には、DPT-IPV-Hib五種混合ワクチンが有効です。生後2か月から定期接種が可能となっています。(定期接種については、お住まいの市町村の予防接種窓口までお問い合わせください。)

(参考)
※福岡県の病院検索

※福岡県庁ホームページ

★心配な方はいつでも保健センターへご相談ください


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