新型コロナウイルス感染症への対応について

    　 ― オミクロン株の国内における市中感染の発生を受けて―

新型コロナウイルス感染症については、いったん終息しかけておりましたが、最近再び増加傾向にあります。また、１２月２２日には大阪府寝屋川市で海外渡航歴のない一般市民において変異株であるオミクロン株の市中感染が初めて確認されました。今後はオミクロン株の市中感染が、我が国においても欧米のように急速に拡大する恐れがあります。

　これから年末年始にかけて帰省や旅行、飲み会の機会が増えていきます。本学においては、過去にも長期休業明けに感染者や濃厚接触者が急増したことがあり、警戒を強めなければなりません。

 つきましては、下記の通り、オミクロン株に関する情報を共有し、年末から年始にかけての感染拡大防止に向けて注意喚起します。

 学生・教職員の皆様には、改めて気を引き締めて頂き、基本的な感染対策（不織布マスク着用、３密回避、手指消毒）の徹底と自覚のある行動をお願いします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記　　　　　　　　　　　　　　　　　

１．オミクロン株について

オミクロン株については、医学的知見が十分に集積しておらず、全貌は明らかになっておりませんが、現在までの限られた情報からは、第５波で主流であったデルタ株よりも感染力が強いことが明らかになっております。また、ワクチン接種によるオミクロン株に対する感染予防効果及び重症化予防効果は、ある程度は保たれているものの、デルタ株も含めた従来株に対する効果と比較して減弱している可能性があります。ワクチンを２回接種していても安心できません。オミクロン株に対してもこれまで通りの基本的感染対策を徹底することが重要です。

 ２．飲食等の感染リスクの高い行動への注意

 飲食（特に飲み会）においては以下の点を遵守し感染対策を徹底してください。

・飲食店を利用する場合は、福岡県の感染防止認証店等、感染防　　止対策が徹底された店を選ぶこと

・発熱・風邪症状等の体調不良者は参加させないこと

・飲食の前後で手洗い・手指消毒すること

・大人数・長時間（２時間以上）の飲食は控えること

・マスクを外して飲食する際は、その間の会話を控え、黙食とすること

・マスクをした状態でも大声での会話は控えること

・回し飲み、箸の共用、大皿盛りからの取り分け等は控えること

 ３．発熱や風邪症状等が出現したら、すぐに連絡と電話相談

・受診を発熱や風邪症状等が出現したら、保健センターにメール連絡の上で、かかりつけ医がいる場合はそのかかりつけ医に電話相談し、指示のもと受診してください。かかりつけ医がいない場合は、発熱外来のある病院や地域の受診・相談センターに電話で相談して、指示に従って受診してください。

これらの連絡先・相談先は以下URLの「発熱・風邪症状等出現時対応フローチャート」（2021年12月改訂）で案内しています。このフローチャートでは、発熱や風邪症状等の出現後の対応や新型コロナウイルス感染症が疑われる症状についても説明しています。

（参考）https://www.kyutech.ac.jp/covid-19/hs-ic.html